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長崎県島原市の犬猫専門病院 

お問い合わせはTEL.0957-73-9771

予防できる感染症は予防してあげましょう!
〜予防は、目に見える愛情です〜

犬の予防

@混合ワクチン

ウイルス病は特効薬がなく、重症化しやすいため、ワクチンで予防しましょう。
パルボウイルス(出血性胃腸炎:嘔吐・血便下痢)やジステンパーウイルス(脳炎・肺炎)などを
はじめ、死につながる病気があります。毎年、島原半島でも発生しているので予防が安心です。
特に子犬の時期はきちんとしたワクチネーションプログラムで抵抗力をつけましょう。
当院のトリミング・ホテルをご利用の場合は、必ず予防接種証明書を確認させていただいています。

A狂犬病ワクチン

狂犬病予防法にて、犬を飼い始めたら年1回の予防接種と登録が義務づけられています。
日本では約60年程狂犬病の発生がなく、世界的にも数少ない狂犬病清浄国です。
しかし、近隣国では現在も多数の感染死亡者が発生しており、いつまた日本で流行するかわかりません。
犬と人間の命を守るために必ず予防接種を受けましょう。

Bフィラリア予防

からうつる心臓の寄生虫です。フィラリア幼虫をもった蚊のひと刺しが、犬では命取りになります。
フィラリア症を発症すると突然死、または呼吸困難・失神など心不全にて苦しみ死亡します。
島原半島は危険地域です。当院だけでも毎年20匹ほどのフィラリア感染症犬が来院します。
正しい予防期間(例年5~12月)の予防をすれば、100%防げる病気です。
蚊は室内にも入ってくるので、もちろん室内犬でも予防することは必要です。

Cノミ・ダニ予防(外部寄生虫)

マダニバベシア症を媒介します。。
血液を破壊し、重篤な貧血を起こすため、輸血や長期間の治療が必要な感染症です。
県内でも島原半島は発生数が多く、マダニの活動が活発な春と秋に多くみられます。
ノミノミアレルギー性皮膚炎や、いろいろな感染症の媒介をします。
 →予防法は、草むらに入らないことと、ノミ・マダニの寄生予防です。
  当院ではフロントラインなどの滴下薬と散歩後の身体チェックをすすめています。

Dおなかの寄生虫(消化管内寄生虫)

ワンちゃんは、他の動物の排泄物に興味を示します。
直接糞便に触れたり、散歩の途中で寄生虫卵を踏んで持ち帰り、手足を舐めた時に感染します。
多数寄生により下痢や食欲不振などの症状がでる前に、予防的な定期駆虫をお勧めしています。
当院では、フィラリア予防と同時に、回虫・鞭虫・鉤虫の駆虫効果があるミルベマイシンというお薬を推奨しています。

猫の予防 

@混合ワクチン

ウイルス性の風邪(鼻炎・結膜炎)難治性口内炎や、パルボウイルスによる下痢から守るため、ワクチンで予防しましょう。
外猫の10〜20%が猫エイズウイルス猫白血病ウイルスに感染していると報告されています。
生活環境にあった、予防接種を考えましょう。
病気になってからの対症治療より、前もっての予防接種が、本当の愛情です!

Aノミ・ダニ予防(外部寄生虫)

犬と同じく、皮膚病や感染症(ヘモプラズマ・瓜実条虫)を引き起こします。
猫の皮膚病のほとんどはノミ・疥癬・シラミです。外に出るネコちゃんは、必ず予防をしましょう。
投薬が簡単な滴下薬があります。

Bおなかの寄生虫(消化管内寄生虫)

特に外にでるネコちゃんは定期駆虫をすすめています。
外に出る猫の大半は何らかの寄生虫をもっています。
虫くだしの内服が難しい場合は、背中に塗って吸収されるタイプもあります。

C猫のフィラリア予防

猫のフィラリア症はまだ認知の低い疾患ですが、近年発生が報告されるようになってきました。
通常、フィラリア(犬糸状虫)は犬の体内でしか成長しないはずですが、猫に入った場合でもまれに成長する事があります。発症した場合は犬と同様の症状で、心不全・呼吸器症状です。
犬のフィラリア症が多い島原地区で、蚊に刺されることの多いネコちゃんは予防を推奨しています。

注意!猫の多頭飼育 とくに保護した猫を飼い始める前に…

ノミや寄生虫ならまだしも、一家全滅しかねないウイルス疾患(パルボ・白血病)を持ち込んでくるかもしれません。
先住猫と接触させる前に、必ず便・風邪・皮膚の状態を確認してください。検便やウイルスチェックをお勧めします。